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京都市立芸術大学博士課程を修了しました

先週は卒業式ウィーク!授業を担当している奈良芸の卒業式で学生さんたちを送り出した数日後、次は自分の修了式がありました。この度、京都市立芸術大学大学院美術研究科ビジュアルデザイン領域博士課程を修了し、博士号(美術)を取得いたしました。


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【博士論文】

「消滅危機言語復興のためのビジュアルコミュニケーションデザイン」-多言語表記メディアの制作とその活用、言語復興モデルの構築-(論文全文は修正後に製本・発表予定)

【研究制作】

「みる・よむ・きく 南の島ことば絵本シリーズ(ひつじ書房刊)」の4冊の昔話絵本の制作・出版を軸に、オノマトペ絵本や島ことばプロダクツの展開、絵本出版クラウドファンディングの実施、ジュンク堂書店那覇店での展覧会や国際学会での発表、言語のアーカイブと学習を目的としたウェブサイトの構築とデザイン、完成したメディアの普及など


みる・よむ・きく 南の島ことば絵本シリーズ


みる・きく・はなす


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私の研究テーマは、消滅危機言語(特に琉球諸島や奄美諸島)の復興や文化の継承のためのデザイン&イラストレーションというものですが、消滅危機言語を研究する言語学者の皆さんや島の話者の方々とコミュニケーションしつつ、現地取材を重ねながらプロジェクトを形にしていきました。形にしたものは完成後に対象地域の方々に還元し、活用してもらうまでをゴールにしています。


メインの制作物である絵本の制作には完成まで長い時間がかかってしまったのですが、「ことばや文化を学べる」ことと「絵本として質が高く、ずっと残っていくようなもの」の両立を目指して試行錯誤しました。

絵本の制作に打ち込んでいる間に、社会に出てから多少なりとも身につけていた小器用さをいったん捨てて、学生の時、夢中で制作していた頃の原点に立ち返ることができました。このことは改めて私の創作の基準となって、これから先迷ったら何度でも振り返るであろう灯台のような存在になりました。


研究の性質上、活動に終わりはなく、プロジェクトは引き続き進行中です。

この分野に関わっているデザイナーやアーティストはまだとても少ないため、今後新たな仲間とも出会えたらいいなと思いつつ、いまは海を一つ渡って、まだ分け入ったことのない次の島の浜辺に立っているような気分です。冒険は続く。。


博士課程の在籍期間中、真摯に、そして道筋は示しつつも大らかに放牧するようにご指導くださいました辰巳明久先生、滝口洋子先生、楠田雅史先生、舟越一郎先生、審査に入ってくださった国立国語研究所の中川奈津子先生、ご助言くださった玉井尚彦先生、磯部洋明先生、言語復興の活動において一緒にプロジェクトを進めてくださっている言語学者の山田真寛さん、下地賀代子さん、横山 晶子さん、藤田ラウンド幸世さん、消滅危機言語の話者の皆さま、琉球・奄美の島々の皆さま、本研究でお世話になっている全ての方々に心よりお礼を申し上げます。どうもありがとうございました!


写真:修了式で辰巳明久教授と博士課程仲間の桑田 知明さんと&大学ギャラリーでの展示風景)

展覧会写真バナーコラボレーション:南方写真師 垂見 健吾さん



修了式で辰巳明久教授と博士課程仲間の桑田 知明さんと : )



京都市立芸術大学 大ギャラリーでの展示(絵本、垂見健吾さんコラボレーション写真バナー)



京都市立芸術大学 大ギャラリーでの展示(絵本、垂見健吾さんコラボレーション写真バナー)



京都市立芸術大学 大ギャラリーでの展示(絵本複製原画、絵本バナー)



京都市立芸術大学 大ギャラリーでの展示(言語解説ポスター)



京都市立芸術大学 大ギャラリーでの展示(展覧会フライヤー、ワークショップ説明パネル、展覧会コラボレーションブックカバー&しおり)



京都市立芸術大学 大ギャラリーでの展示(絵本シマノトペ、DNP文化振興財団 学術研究助成紀要 Vol.2、どぅなんむぬいバッジ、ポストカード)



京都市立芸術大学 大ギャラリーでの展示(絵本「ディラブディ」主人公顔出しパネル)

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